Brave(ブレイブ)というWebブラウザをご存知でしょうか?
ブラウザの市場では、依然としてGoogle Chromeが独占しており、個人データの重要性が高まっているなかで、プライバシーを重視したWebブラウザ「Brave(ブレイブ)」の月間アクティブユーザ数が5000万人を突破するなど存在感を高めています。
参考:Braveの月間アクティブユーザ数が5000万人を突破、5年連続で2倍増を達成(Brave公式サイト)
Braveの特徴は、
- プライバシーと広告ブロックを優先
- ページの閲覧がサクサク快適
- お気に入りのWebサイトに仮想通貨を寄付できる
本記事では、Braveブラウザの概要・評判とBATトークンの獲得方法やチップの送り方について解説します。
目次
Brave(ブレイブ)とは
Braveは2016年にリリースされた無料のWebブラウザです。Webサイト上の広告を排除することができ、ユーザーのプライバシー保護を重視して開発されました。
広告をブロックすることでページの読み込み速度が向上し、Chrome・Firefoxと比較したときに、PCで2倍、スマートフォンでは最大8倍の高速化が期待できるとされています。
2017年には、独自の仮想通貨であるベーシック・アテンション・トークン(BAT)が生まれました。ユーザーはブラウジングするだけでBATを得ることができ、お気に入りのWebサイトやクリエイターに、BATの支払いを通じて支援することができます。
また、Google Chrome、Microsoft Edge、Operaと同じChromiumをベースに、オープンソースで開発されています。そのため、Chromeと操作性が似ており、ブックマークや拡張機能等もBraveで動作しますので、移行する際も大きな手間がかかりません。
ベーシック・アテンション・トークン(BAT)とは
ベーシック・アテンション・トークン(BAT)は、Webサイトの所有者に投げ銭する(チップを送る)際に使われる仮想通貨です。
ユーザーはブラウジングするだけでBATを得ることができ、お気に入りのWebサイトやクリエイターに、BATの支払いを通じて支援することができます。もちろん取引所でBATを購入して支払いに利用することも可能です。
Brave Rewards
Braveはすべてのウェブページから広告やトラッカーをデフォルトでブロックします。ユーザーはBraveが配信するプライベート広告の閲覧に同意した場合に、BATを対価として得ることができます。これが「Brave Rewards」という仕組みです。
概要がわかったところで、Braveをダウンロードしてみましょう。
Braveブラウザのダウンロード
Braveは、macOS、Windows、またはLinuxで利用できます。モバイルもiOSとAndroidに対応しています。公式サイトからダウンロードを開始しましょう。
あとはいつもどおりにサイトにアクセスするだけです。特別な設定は必要なく、自動で広告をブロックします。
Googleの広告がなくなっただけで、記事の閲覧に集中できるようになります。YouTubeの動画広告もブロックしてくれますから、これはかなり快適ですね。
Brave Rewardsに参加する
Braveはすべてのウェブページから広告やトラッカーをデフォルトでブロックします。ユーザーはBraveが配信するプライベート広告の閲覧に同意した場合に、BATを対価として得ることができます。
このBrave Rewardsに参加して、BATを稼いでみましょう。
仮想通貨(BAT)を獲得する
設定は簡単です。
1. まずブラウザ右上にある三角形のアイコンをクリックします。
2. 使用開始をクリックしてください。
設定は完了です。これで広告が配信されるようになりました。
なおBraveのプライベート広告はプッシュ通知としても表示されますので、通知設定は必ずオンにしておいてください。また、通知頻度は設定で変更可能です。獲得したBATは翌月の5日に受け取ることができます。
ウォレットを認証する
BATは他の仮想通貨と同じように、市場で取引されています。Braveで獲得したBATを引き出してウォレットに保管したり、別の仮想通貨に交換することが可能です。また、外部で購入したBATをBrave Rewardsのウォレットに入金することもできます。
そのためには、bitFlyerとBraveを連携する必要があります。現在日本国内ではbitFlyerとの連携に対応しています。なお、この設定は任意です。
1. まずBrave Rewardsの三角形アイコンから「未認証」をクリックします
2. 次に「続ける」をクリックして、ウォレットサービスを選択します
3. 本人確認を完了する
bitFlyerのサイトに遷移しますので、手順にしたがってbitFlyerのアカウント開設もしくはログインをして、Braveとの連携を許可します。「未認証」と表示されていた部分が「認証済み」と変わっていることを確認してください。
動画での解説はこちらをご覧ください。
仮想通貨(BAT)でチップを送る
最後にチップの送付方法をご紹介します。Brave Rewardsでは、お気に入りのWebサイトやクリエイターにチップを送ることができます。1回限りでも結構ですし、毎月定期的に送ることも可能です。
1. Brave Rewardsの三角形アイコンから「チップを送る」をクリックします。
2. 一度限りか定期的か、また送付金額を選択します
「カスタムチップ金額」から自由な金額設定も可能です。
3. 「チップを送る」をクリックしてください
これでチップの送付が完了しました。受け取る側のbitFlyerにリアルタイムに反映されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このように良いこと尽くめのようですが、2020年に検索バーの自動補完機能がアフィリエイトリンクに置き換わることが判明しました。BraveのCEOはこれを間違いと認め、修正していると発表しています。広告ブロックを売りにしているにも関わらず、なんとも皮肉な騒動となってしまいましたね。
それでもユーザー数が増え続けているのは、期待の表れではないでしょうか。