Web3がよくわかるおすすめ本6選

最近よく耳にする「Web3(ウェブスリー)」という言葉。聞いたことがある方もない方も、必ずその世界に触れる、というか触れざるを得ない世界が近い将来やってきます。

インターネット以来の革命」という表現を使う方も。

かなりワクワクするパワーワードですよね。Web3は「仮想通貨」「メタバース」「NFT」「DAO」等のさまざまな構成要素がありますが、それらの根本のテクノロジーとなっているのが「ブロックチェーン」です。

まずはブロックチェーンを学ぶことで、Web3を本質的に理解する。そのうえで、トレンドとなっている要素を拾っていきましょう。本記事ではその流れで、Web3の世界に触れられるおすすめの本をご紹介していきます。

社会システムを根底から覆す可能性のある、重要な転換点です。あなたは未来をどう生きる?

「ブロックチェーン」が描く未来とは?

テクノロジーが 予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる(SBクリエイティブ)

インターネット黎明期から第一線でご活躍されている伊藤穰一さんの著書です。「Web3」というわけですから、テクノロジーの文脈においてWeb1、Web2と変遷してきました。過去を知ることで、より現在を理解しやすくなります。そして、ブロックチェーンがどのような未来をもたらすのか?Web3の入口の本として、強くおすすめします。

日々進化を続ける「仮想通貨」のキホン

最新 いまさら聞けないビットコインとブロックチェーン(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

仮想通貨(暗号資産)というと、どのようなイメージでしょうか?よく知らないという方にとって、お金儲けの道具というイメージが強いかもしれません。それも一つではあるのですが、実はみなさんの生活に大きな影響を及ぼします。この本では、最も取引量の多い仮想通貨、ビットコインをメインに取り上げ、ブロックチェーンの基礎もわかりやすく解説されています。

「メタバース」の世界をあなたはどう生きる?

メタバースとWeb3(エムディエヌコーポレーション)

昔「セカンドライフ」という仮想世界のサービスがあったのを憶えていますか?かなり時代を先取っていたのですが、先取りすぎて失敗してしまいましたよね。セカンドライフ失敗の原因はもしかしたらタイミングにあったのかもしれません。いまはメタバースを再現するテクノロジーが追いついてきたからです。この本では、メタバースを取り巻く世界について、非常にわかりやすくまとまっています。

世界2.0 メタバースの歩き方と創り方(幻冬舎)

著者は、ベストセラーとなった「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」の佐藤航陽さんです。こちらもメタバースに関連した本ですが、前者よりすこし難易度が高いです。「メタバースとWeb3」を読んでからこちらを読むと、より理解が深まります。SF映画のような世界はすぐそこかも?メタバースをさらに深堀りしたい方にはおすすめです。

アートだけではない「NFT」の魅力とは?

NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計まで デジタルデータが資産になる未来(朝日新聞出版)

ここまでご紹介した本を順に読まれた方は、かなりWeb3の世界に詳しくなっているのではないでしょうか。そこでさらなるバズワード「NFT」もどうぞ。デジタルアーティストBeepleのNFTアートが約6935万ドル(約75億円)で落札されたというニュースが取り上げられるなど、話題性は高いのですが、浮世離れした金額に自分ごとには感じないという方も多いのではないでしょうか。でも実はNFTの本質はアートだけではありません。この本では、そんな最新の事例がたくさん詰まっています。

参考:最終落札価格75億円、Beeple氏のNFTオークション──「ファースト5,000日」(CoinPost)

NFTの購入方法はこちら
OpenSea(オープンシー)とは?NFTの購入・出品の流れを解説

経済活動の根本が変わる「DAO」とは?

Web3とDAO 誰もが主役になれる「新しい経済」(かんき出版)

DAOというのは、Web3的な組織やコミュニティのあり方を指しています。まだまだ事例が少なく、確立した領域ではありませんが、社会システムや経済活動を抜本的に変えられるポテンシャルがあることは確かです。この本のDAOというトピックを通して、Web3の哲学がわかると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日々新しい言葉が生まれて、ついていくのが大変ですよね。いきなり明日から生活が一変するようなことはないものの、テクノロジーの進化というのは実にスピードが早いです。

アカデミーヒルズで開催されたトークイベント「WEB3の世界を考える」で、メディア美学者の武邑光裕さんの言葉が印象的でした。

暗号通貨、ブロックチェーン、リモートワーク、デジタルノマド、クリエイター経済、ドーナツ経済、グリーン経済、マイクロスクール、メタバース、NFT、これらに共通しているのは、単純に言うと劣化した社会システムからの分散ドロップアウトだと思っています。

私はフリーランスとして活動していて、自律的な社会システムを構築するブロックチェーンの未来に共感しました。この言葉を聞いて、Web3というのは現状に対するカウンターカルチャーなのだと。

Web3を知るということは、暮らし方や働き方、そして生き方を見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

※当サイトでお伝えする内容は、仮想通貨やWeb3に関する一般的な情報に過ぎず、これらへの投資の勧誘を目的としたものではありません。仮想通貨の投資と売買はとてもリスクが高いものです。最終的な投資決定は皆さんご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

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