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普段飲んでるビールが格段に美味しくなる「3度注ぎ」というテクニックをご存知でしょうか。缶も瓶も、そしてビールサーバーにつながれているビールも中身は同じ。暑くなってきて冷蔵庫から出してついついそのまま喉を潤したくなってしまいますが、ちょっとした工夫をすることで家飲みビールがもっと美味しくなりますよ。
3度注ぎとは読んで字のごとく、3回に分けてビールを注ぐことです。注ぎ方がなぜ重要なのかと言うとその答えは「泡」にあります。ビールは案外繊細な飲み物。空気に触れた瞬間から劣化が始まってしまいます。泡の持続性を高めることで、泡がビールのフタの役割をして酸化を防止してくれます。また、キリンが発表した化学成分を分析した研究結果[1]によると、香り成分が時間の経過によって消失しにくいそうです。喉ごしやすっきり感を追求した日本の大多数のビールでは香りの変化に気づきにくいのですが、繊細なアロマをもったビールを飲むときは特に気を配りたいですね。
[1] 香りと味の違いを科学で解明!「三度注ぎ」のビールはなぜおいしいのか
http://www.kirin.co.jp/company/rd/result/report/report_020.html