秋葉原のブルーボトルコーヒーに行ってきたよ

サードウェーブといわれるブルーボトルが清澄白河に進出してきて大きな話題になったのも、もう4年前の話。現在では国内に11店舗もあってかなり拡大してきましたね。今回は2018年12月にオープンしたばかりの「ブルーボトルコーヒー 神田万世橋カフェ」に行ってきました。

赤レンガ造りの建物がブルックリンを思わせる... 行ったことないけど。
赤レンガ造りの建物がブルックリンを思わせる… 行ったことないけど。

入居するマーチエキュート神田万世橋といえば「常陸野ブルーイング・ラボ」なんかも出店していて、かつて中央線神田~御茶ノ水間に存在していた万世橋駅をリノベートした商業施設です。異国情緒もあって、ビールとかコーヒーの帰属的にはテナントとしての相性がいいですよね。私の好きなロンドンの The Kernel Brewery にしても Camden Town Brewery にしてもみんな高架下。なぜ人は高架下に惹きつけられるのだろうか…

抽出データを可視化するスケールの上で一杯一杯丁寧に淹れていた。
抽出データを可視化するスケールの上で一杯一杯丁寧に淹れていた。

国内では初となるテイクアウト専門店で、店舗に席はないですが施設内には椅子も多いので、神田川沿いで一服するのも気持ちいいですよね。お近くへお越しの際は、秋葉原電気街の喧騒から離れてリラックスされてみてはいかがでしょうか。

ドリップの「コスタリカ・ルーデス デ ナランホ ヴィスタ アル ヴァイエ」。噛まずに言える自信がない。
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個人の香りがするコーヒーチェーン

ブルーボトルが開業したのは2002年。元クラリネット奏者で音楽関連のIT企業に勤めていたジェームス・フリーマン氏が、マイクロソフトによる同社の買収で辞めたことを機に、コーヒー好きが高じて自家焙煎豆の販売から始めました。ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れる「心を込めたコーヒー」が特徴的で、個人の香りがするコーヒーチェーンをコンセプトに、本国アメリカを中心に世界各地で展開してきました。生産地から1杯のカップに入るまでの製造過程を重視し、徹底した品質管理で高品質な豆と向き合っています。最良な状態を見極めて抽出した丁寧なコーヒーは、サードウェーブの代表格といわれいています。

なお日本のコーヒー文化に影響を受けていることは有名だが、銀座の純喫茶で飲んだネルドリップとの出会いを、著書「ブルーボトルコーヒーのフィロソフィー」でこう回想しています。

私が最初にネルドリップで淹れたコーヒーを飲んだのは銀座にある「カフェ・ド・ランブル」でした。コーヒーは1mlごとに職人技が感じられる抽出方法で、あまりにも丁寧に淹れられ、私は困ってしまうほどでした。ところが一度飲んでみると、「複雑で衝撃的、そしてとまどうほどのとろみがあり、今までの人生でこんなコーヒーを一度も飲んだことがない」と挫折感を味わうと同時に、自分に怒りすら覚えたほどです。今までこのコーヒーを知らなかったとは何事だ!?と。

ブルーボトルが抽出に重きを置くのは、間違いなく純喫茶の影響は強いと思うし、その点がアメリカで注目を浴びてきた大きな要素の一つになっています。確かに効率性の力の注ぎ方は、第二波のシアトル系と対比して考えられる。

また少し話がずれてしまいますが、自宅のガレージで開業した共通点なんかもあり、よく「コーヒー界のApple」と言われたりしてますが、この前 NHK の「平成ネット史(仮)」をみていて、モバイル端末分野において技術的に先行していた日本でなぜ「iPhone」が生まれなかったのか、という話が面白かった。

出演していた堀江貴文さんがスティーブ・ジョブズの功績の一つに、このデバイスに「フォン」と名付けたことだと言っていました。もはや電話というのは機能の一部、つまりアプリケーションのひとつであるにも関わらず、フォンとして一般消費者が身近に感じられる掲示の仕方がスマホの大衆化を後押ししたと。それまでに発売された日本の進化型ケータイはいかにも技術者志向のネーミングで「PDA」や「Windows連携PHS」など。

この手のコミュニケーションはアメリカ人は本当うまいよなあと思いつつ考えようによっちゃ、成熟した日本の純喫茶文化がなんで日本人の手で海外に輸出されていかなかったのか、とか思ったり。その一方で、日本におけるブルーボトルブームを単に逆輸入と考えるのも話が違うような気がします。

ブルーボトルコーヒー 神田万世橋カフェ
所在地:東京都千代田区神田須田町1-25-4 地図をみる
営業時間:8:00〜19:00(平日)、11:00〜19:00(土日祝)
Webサイト:https://bluebottlecoffee.jp/

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